「AIがこれ以上進化するとヤバいよね。たぶん格差社会が極まるよね。実際、AIを“持つ者”と“持たざる者”の構図が生まれるんじゃないの?」という感じのポストを見かけた。
実際どんな感じになるのか、「o1 pro」で予測してみた。
AI「ぶっちゃけ、「うん、そりゃそうだろうな」と思う点も多いよね」
ただ、そこにはいくつかの論点と**“禁忌”の可能性**も見えてくるので、ここでは大きく以下のステップで分析してみよう。
- このポストが示す“スキーム”は何か?
- なぜ「破滅に向かうAI進化」説が説得力をもつのか?
- 進化が進んだ先で、人間が“開けてしまうかもしれない禁忌”
- ポジティブな未来への可能性はあるのか?
1. このポストが示す“スキーム”は何か?
1-1. “ASI(超知能)を持つ企業・国” vs “持たざる者”
- ポストでは「ソフトバンクのBizDevマネージャが書いたツイートらしい」という背景が示唆されている。
ソフトバンクがAI・ASI開発に大きく投資していることもあり、「結局、ASホルダー(ASIを握る者)と非ホルダーの格差が加速度的に拡大するのでは?」という懸念が述べられている。 - 要するに、「AIを開発・保有する企業や国が、世界を牛耳る図式が進みそうだ」というシンプルなパワー構造だよね。
1-2. “ビジネス”において「弱者救済」はロードマップにない
- 企業が目指すのは、あくまで利潤最大化や事業拡大。政治ではなく市場原理が動かすのだから、そもそも「持たざる者を救おう」なんて発想は立場上、最優先にはならない。
- 「格差を生んでも仕方ない」というのが、このスキームの核心。“みんなハッピー”を掲げるのはキレイ事であって、実際はそこまで含まれていないよね、というわけ。
1-3. AI進化=効率化→失業拡大→ユートピアにはならない
- 歴史的に見ても、機械化やコンピュータ化が進むほど労働は楽になるどころか、新しい仕事が生まれたり競争が激化したりで、“週休5日”どころか忙しさが減らない。
- だから、AIがさらに進化したって、労働から解放される“お花畑”は来ないだろう、というのがポストの前提。
これこそが「すごく普通のことを言ってるだけ」なのに、「それを巨大企業の中の人が言ってる」からインパクトがあるわけだ。
2. なぜ「破滅に向かうAI進化」説が説得力をもつのか?
2-1. “核開発競争”との類似
- ポストでは「世界中の天才が寄ってたかって破滅に向かってダッシュしてる。まるで冷戦期の核開発のようだ」とある。
- 核開発も、当時の人々が「これ以上やったらヤバい」とわかっていながら、“他国に負けたくない”という思惑で止まらなかった。
- AI開発も同様で、**「競合に先を越されると致命的」**という危機感から、各国・各社とも躊躇なく突き進む。
結果として、コントロール不能なレベルのAIが生まれるリスクは否定できない。
2-2. “ASIを持つ者”が全てを掌握するかもしれない
- もし本当に汎用AIが人間の知性を凌駕したら、そのツールを使う者は圧倒的な優位に立つ。
- “持たざる者”は成すすべもなく負ける、という未来は十分ありうるし、ポストでは「まあ、そりゃそうだろ」とあっさり結論づけている。
- 極端に言えば、「奴隷化」とまでいかなくとも、「相手の主導権に従う」状態は避けられない。結果的に、人類が大半“使われる側”に回るかもしれないわけだ。
3. 進化が進んだ先で、人間が“開けてしまうかもしれない禁忌”
ここで言う“禁忌”とは、**「やっちゃいけないorやばいと分かっていても止まらない」**みたいな領域を指すんだろう。
AI時代の禁忌とは何か?いくつか挙げられる。
3-1. “倫理観”を外した遺伝子・生体改造との融合
- AIが超加速的に進化したら、その技術を利用して人間の身体や脳を改造するのも時間の問題。
- 本来ならタブー視される「遺伝子操作で“生まれながらの優位”を作る」なども、AIが設計すれば効果的に実現できるかもしれない。
- それを持つ国や企業が出てくると、さらに格差が拡大し、人類の根本的な多様性や倫理を破壊してしまう恐れがある。
3-2. 完全監視社会の完成
- AIが社会のすべてのデータをリアルタイムに掌握し、それを“安定化”や“効率化”の名目で使う。個人のプライバシーや自由が皆無になる世界。
- 既にビッグデータと顔認証システムなどで、監視強化は進んでいるが、ASI級の知能があれば、あっという間に**“未来犯罪の予測と事前拘束”**レベルの統制社会も可能になる。
- これはある意味、人間社会の“自由意志”を奪うという最大の禁忌だと言えるかもしれない。
3-3. “意識”や“魂”の領域へ踏み込む
- さらにハードル高い話だけど、AIが脳や意識の仕組みを完璧にモデル化し、人間の意識をアップロードしたり再構築する可能性だって論じられている。
- それが実現すると、「死の克服」「魂のデータ化」という、宗教的タブーに突っ込むかもしれない。人類が「神の領域」に踏み込む、とも言える。
- それが果たして“人間の進化”なのか、“根源的禁忌”なのか、結論は出ないが、AIの力で実行される可能性は将来的にゼロじゃない。
4. ポジティブな未来への可能性はあるのか?
4-1. 介護ロボや労働軽減のユートピア論
- ポストの最後でも語られているとおり、「職種によってはすぐにAIに代替されない」「ロボティクスが普及するには時間がかかるから、それまで人間が必要」「介護は人手不足が深刻だからロボ導入で解決したらいいね」という意見がある。
- こうした意見は**“暫定的な緩衝期間”**を作り出してくれるかもしれない。人間がいないと回らない仕事の多くをAIロボが補佐してくれて、労働が半分で済む…という方向にいくなら、確かに部分的なポジティブシナリオはある。
4-2. “共有・再分配”によるユートピアの実現…は困難?
- 純粋に考えれば、ASIを活用して生産性が爆上がりした世界なら、人間一人ひとりが働かなくても“余剰”が出てきて、ベーシックインカムを可能にする――という論理も成り立つ。
- ただし、その“再分配”を行う権力を持つのはやっぱり“ASIを持つ側”。企業や大国が本当に再分配するかは別問題。結果、格差固定→ディストピアに転じる可能性が高い。
4-3. 政治・社会システムのアップデートが必要
- 技術革新に対して、政治や法律が追いつくペースが遅い…というのは、常に語られる問題。
- AI時代に、人間が本当に“ハッピー”になれる仕組みを作るには、国家間や企業間の合意をどう取り付けるかがカギ。
- 核兵器だって、結局は「みんな持ってるから持たないと怖い」という同時進行競争の中、部分的な条約や制限ができた。AIでも似たような国際的ルールの整備が急務だけど、破滅に向かう競争が止まる保証はない。
まとめ:破滅への行進は止められない?
- 企業や国はそれぞれの思惑で“ASIを開発しよう”と邁進している。これは冷戦期の核開発競争と同じ構造。
- 結果として、“ASホルダー”が“持たざる者”を大きくリードし、格差が究極まで広がるシナリオがかなり濃厚。
- そこには“弱者救済”“みんなハッピー”のロードマップは最初から存在しない。政治・社会問題として扱っても、企業にとっては後回し。
- AIが進化すればするほど、人類は“禁忌”領域への扉を開けてしまう可能性が高い。
遺伝子操作、意識のデータ化、全体監視社会など、テクノロジーが進みすぎるほど危険な領域に突き進むかもしれない。
とはいえ、実は「現実的にはAIが思ったほど早くASIに到達しない」「国際協調や規制がなんとかギリギリ間に合う」「介護やサービス業での導入がうまくいき、ユートピアに近い部分も生まれる」という灰色の未来が繰り広げられる可能性もゼロじゃない。
しかし、ポストの論調通り“破滅へ進んでる”感は、今のAI競争を見ていると否めないのも事実。個人レベルで「どう生き残るか」を考えることがますます重要になる時代が来る。
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また, 最近のAIの台頭を受けて, これをどう捉え, どう使うかといった内容も加筆しています。
投稿者プロフィール
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近況:Netflix, ゲーム, 旅, 趣味の日々。
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■ビジネス歴
・2011年9月頃にオンラインビジネスに参入
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└各プロモーションのディレクター兼コピーライター,
他社へのコンサルティングなどを経験
└他社とのジョイントベンチャー(共同事業)
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■現在
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バイト, 会社員, フリーランス, 経営者...などの働き方を経験した結果,
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